マチュピチュとナスカの地上絵:最新調査からみた世界遺産(International Academic Conference“Machu Picchu and Nasca Lines: New Researches for World Heritages in the Andes”)
3月16日(土)に山形大学にて世界遺産で有名な「マチュピチュ」と「ナスカの地上絵」を取り上げ、国際学術講演会が開催されます。
【開催目的・趣旨】
この国際学術講演会では、古代アンデス文明を代表する二つの世界遺産であるマチュピチュとナスカの地上絵を取り上げる。
両者ともにメディアによってつくられたイメージによって「ミステリー」として扱われることも多く、その学術的な意味が広く知られているとはいいがたい。その一方で21世紀に入って以降、双方において最新の手法を用いた調査が進められている。アメリカ合衆国イェール大学のリチャード・バーガー教授とルーシー・サラサール研究員は現地クスコ大学との協力関係の下マチュピチュ出土遺物の理化学的分析を進めており、これまでの定説を覆す論を展開している。
一方で日本では山形大学の坂井正人教授を中心とした学際的なチームが、新たな地上絵を数多く登録し、その役割に関する新たな仮説を提示した。本講演はこのような研究成果の現時点における到達点をわかりやすく提示することをその目的としている。
【主催・後援・協力・助成】
主催:
①科学研究費補助金新学術領域研究「古代アメリカの比較
文明論」計画研究A03「アンデス比較文明論」(研究代表者:坂井正人)
②科学研究費補助金基盤研究(A)「アンデス文明における権力生成と社会的記憶の構築」(研究代表者:関雄二)
③山形大学ナスカ研究所
共催:①山形大学
②国立民族学博物館
協力:古代アメリカ学会
【内容の詳細】
(1)日時・場所
開催日時:2019年3月16日(土)午後1時~4時05分
場所: 山形大学人文社会科学部1号館3階301教室
(2)プログラム
・開会の辞 1:00-1:05
・趣旨説明 坂井正人(山形大学)(5分)
1:05-1:10
・坂井正人
「山形大学のナスカ研究:学際的アプローチによる最新成果」
1:10-1:40
※休憩 1:40-1:50
・Lucy C. Salazar(イェール大学)
「マチュピチュ:調査の歴史と新たな解釈」
1:50~2:50
※休憩 2:50-3:00
・Richard L. Burger(イェール大学)「理化学的手法で明らかとなったマチュピチュの日常生活」
3:00~4:00
・閉会の辞 4:00~4:05
【使用言語】使用言語:日本語・英語(通訳あり)
【参加費等】一般公開(参加無料/申し込み不要/定員:200名[先着順])
【問い合わせ・申し込み先】
山形大学人文社会科学部ナスカ研究推進センター
(山形市小白川町一丁目4-12)TEL:023-628-4470